RIP SLYME

出演アーティストを一斉に発表する例年と違い、初めて2段階方式でラインナップ発表した今年のSky Jamboree。第一弾で発表したアーティストのうち、ひときわFMへの反響が大きかったのがRIP SLYME!

2011年5月の"STAR TOUR in ブリックホール"以来5年ぶりの長崎!しかも開催前のラジオコメントで「満を持しての初出演!気合い入れまくって、BIGチューンをいっぱい用意して、稲佐山でしっかりパフォーマンスしようと思います!」と意気込みを語っていらっしゃっただけに、パフォーマンスもセットリストも否応無しに期待は高まるばかり!

グレーのショートパンツ&ジャケット、白いポロシャツ&スニーカーというお揃いのファッションをした5人。
まずはDJ FUMIYAが先に出てスクラッチ。続けてMC陣もステージに登場。5人揃ったところでアルペジオギターの印象的なイントロが。「いくぞー!」とのPESのかけ声から【楽園ベイベー】へ!
いきなりのキラーチューンに1曲目からテンションがフルスロットル!会場が一体となって手を左右に!
SUが歌詞に長崎を盛り込んだ瞬間や、ILMARIがサングラスを外した瞬間など、要所要所で大歓声が!

「この曲を知ってても知らなくても、Sky Jamboree全員でジャンプ!!」とRYO-Zが煽り、FUMIYAが《House Of Pain / Jump Aroung》を回し、トラックにあわせてジャンプジャンプ!
そこから転じて【JUMP】へ!chayのボーカルが印象的なHOOKのところで、4人もオーディエンスも軽やかにジャンプ!

「このまんま、次のヤバいダンスミュージックをぶちこんじゃってもいいですか?長崎!Sky Jamboree!今まさに俺たちの…」とのショートMCから【Good Times】に突入!
4人で振り付けをシンクロさせるところもあれば自由に動き回るところもある彼らのパフォーマンス、この曲の途中では自由の極み!SUがステージを降りて客席に突っ込んでいく場面も!当然ライブエリアからは歓喜の声が!

きっとオーディエンスの熱気も影響しているのでしょう、日中の暑さは峠を越したものの汗だくのメンバー。RYO-Zは1曲目で、PESとSUは2曲目を歌いながら、FUMIYAとILMARIは3曲目あたりで、それぞれグレーのジャケットを脱いで全員が白のポロシャツ姿に。

FUMIYAのスクラッチソロを挟んでRYO-ZのMCタイムへ。(その間PESはマイペースにスマートフォンで場内やメンバーを撮影。笑)

「ライブが始まってまだ3曲ですけど、もうびっしょりです。皆さんも俺たちと一緒にびっしょりになりませんか?少し日が傾いてきてやや涼しくなってきた今が!暴れどきだと思うんですけども!」との言葉に、会場全体が両手をあげて賛同の拍手!「めっちゃ手あがるじゃないか!その勢いで、これからどうしていきたい?最後の最後まで、盛り上がっていきたいんではないかと?…ということは日が暮れて、このあと暑い夜を迎えたいんじゃないかと!そういうことでよろしいでしょうか?」

MCに呼応して流れてきたイントロは、そう!【熱帯夜】!
イントロから「あなたなら(Ah)私なら(Woo)」と、ILMARIによるコール&レスポンスで一体となってから歌に突入!メンバーと一緒に歌ったり、手をあげて踊ったり、自由に身体を揺らしたりと、約1万人それぞれが好きなジャンルを飛び越えて同じ曲を楽しむという光景。さすが RIP SLYME!

熱帯夜が終わって一礼したのち、次の1曲が最後となることを告げるRYO-Z。落胆のリアクションを静めるように、10月から長崎を含む全国ライブハウスツアーを行うことを発表。大歓声に包まれながら最後の曲【JOINT】がスタート!

「Tシャツでもタオルでもブラジャーでも、何でも振り回してもらって構わないぜ!」との煽りを受けて、一斉にタオルぐるぐる!(さすがにブラは回っていませんでした。笑)
曲を熟知しているファンは、SUと一緒にブレイクでピタっと止まるなど楽しみ方も完璧!
「長崎Sky Jamboreeに集まるすべてのMusic Lover達よ!最後に腹の底からデカい声を聞かせてくれ!」と、最後の最後までコール&レスポンスで大きな声を出し合った4人と1万人。
曲が終わりライブエリアにタオルを投げるSUとRYO-Z。客席を背景にセルフィーを楽しむPESと、そこにちゃっかり映り込むILMARI。それぞれに笑顔でステージを後に。

PESいわく「ツアーだとなかなか出来ない、フェスならではのセットリストで臨んだ」という初のSky Jamboree。ライブ後のインタビューではFUMIYAとRYO-Zが口を揃えて「後ろのほうまでみんな手をあげてくれて、初出演と思えないくらいすごく楽しく踊ってくれて、俺たちも楽しかった。」と上機嫌。ILMARIも「街が綺麗だし、ロケーションがいい。市街地からも近いのにこんなに自然豊かな場所でライブできて、素敵な夏になりました。」と。「息が苦しかったのは稲佐山の標高のせい?いや、俺の体力がないだけか。」とSUが苦笑いするほど、歌いっぱなし踊りっぱなしの30分間でした!

photograph by Yuki KATSUMURA

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