04 Limited Sazabys

開催前のインタビューで(B/Vo)GENが「ずっと出たいと思っていたうえに、去年10-FEET TAKUMAさんから『Sky Jamboreeは、ええフェスやで。』という話を聞いて、なおさら出演したいと願っていました。」と語っていたこの舞台。それも大好きなSHANKからのバトンを受けて立つステージ!

気合い十分の4人はBOWLING FOR SOUP “1985”が流れるなか、ステージ袖でスタッフと拳を突き合わせてから登場。演奏前のチューニングの時点で、早くも感極まっているファンの姿も!

4人一斉に音を鳴らした直後(G)RYU-TAが「Sky Jamboree!!いけるかー!?」とシャウト。「楽しむ準備は出来てますか?名古屋 04 Limited Sazabysはじめまーす!」とのGENの宣言から1曲目【Remember】でライブスタート!サビ始まりの曲とあって最初からオーディエンスも大合唱!
立て続けに疾走感ある【monolith】へ。ワイヤレスでエクスプローラーをかき鳴らすRYU-TA、目の前のオーディエンスに負けないくらいステージ上を駆け回る!

3曲目に行く前に、(D)KOUHEIのバスドラムと(G)HIROKAZのミュートピッキングのリズムに合わせて「スカジャン スカジャン!稲佐山!フォーリミ フォーリミ!」とコール&レスポンス。芝生エリアの後ろのほうまでしっかり手があがっている光景が爽快!会場が一体となったところで【Chicken race】に突入!左右に身体を揺らしながら軽快にビートを刻むKOUHEI、そのリズムにあわせてステップを踏みながらベースを奏でるGEN、そして左足を高く上げるRYU-TAキックも炸裂!
メンバー自身、実に気持ち良さそう!

笑顔で3曲を終えたところでMCブレイク。Sky Jamboreeに出演できたのは皆さんのおかげです!と、ファンに心からの感謝を述べるGEN。そして「Sky Jamboreeっていう名前が既に最高!すごくワクワクする、空もあるし緑もあるし、このロケーションで歌を歌えるのがすごく嬉しいです。夏の思い出の1ページ、色付きで絵日記にしちゃってもいいぐらい、最高の1ページになるんじゃないですか?一緒に一番濃い夏の1ページを作っていきましょう!」との言葉に客席から拍手喝采!

「こんな季節、こんな気温にピッタリの新曲を持ってきました!」と、2ndアルバム収録の新曲【Warp】を演奏。Music Videoやラジオで予習しているのか、リリース前ながら曲の展開をしっかり把握していてサビではみんな手を挙げて反応!

続いて、歌い出しをコール&レスポンスして【labyrinth】。曲の中盤にRYU-TAが変顔でKOUHEIとアイコンタクトをとる仲睦まじい一幕も(笑)

「こんな真っ昼間、快晴のSky Jamboreeに流星群を持ってきました!」との予告から【midnight cruising】へ。WANIMAの健太やストレイテナーのシンペイ、SHANKの将平など交流のあるバンドマンもステージ袖で見守る中、音の1つ1つに心を込めて演奏する4人。

終盤戦を前に再びチューニング&MC。
Sky Jamboreeに出演できたのは間違いなく皆さんのおかげ、と改めてオーディエンスに最大級の感謝を伝え、「本当に好きな景色に出会うと、写真に収めたりせずまた観に来ようと思います。また絶対に自分たちの力でこの景色を見たいなと思います。また力を貸してください。本当にいい時間をありがとうございました。」との話から、THE BLUE HEARTS ”リンダリンダ”の1フレーズを口ずさむチャーミングなGEN。

「聞いていたとおりすごく素晴らしいフェス、なんてったってこの1ステージ。あとやっぱりロックに偏った内容。いろんなロックフェスがあると思うけど、Sky Jamboreeは紛れもなく信用出来るロックフェス。このカッコいいフェスを一緒に守っていきましょう!僕たちもそういう存在になれるようにがんばります、またもっと大きく強くなってこの景色を見に来ようと思います。ありがとうとさよならを込めて、再会の歌を聞いてください!」との感情的なMCから【Terminal】をオーディエンスと一緒に熱唱!

正午ごろになり、ますます気温が上昇。HIROKAZを見るとギターを握る左手首から汗がぽたぽたと流れ落ちていて、ステージ上も灼熱であることが窺い知れる。
最後の力を振り絞るように「SJの未来に光が射しますように!長崎の未来に光が射しますように!ロックバンドの未来に光が射しますように!」と精一杯の言葉を放って【swim】を演奏。
4人の大音量に負けないほどの声量で歌うファンや、人の上を泳ぐようにダイブする者など会場全体が自由に遊んでいる光景にメンバーも思わず笑顔。(※ダイブは禁止行為です。)

ファンを心の底から信じていること。何より自分たちの音楽や言動でファンを信じさせていること。バンドとオーディエンスの絆がひしひしと感じられる30分間となりました。

MCでもライブ後のインタビューでも、ロックシーン隆盛を願う発言をしていたGEN。関わる人を”その気にさせる力”を持っている彼らなので、9月のアルバムや来年2月の日本武道館の影響によって国内にロックバンドが増えることを、ロックバンドを始める若者が増えることを期待しています!

photograph by Yuki KATSUMURA

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