グッドモーニングアメリカ

今年もステージMCはDJ YUYA。FM長崎ナンバー1の重低音ボイスでバンド名が紹介された直後、対照的にカン高い声が会場内に響き渡る(笑)!
某コマーシャルソングをBGMに「わたくしグッドモーニングアメリカこと“ジャパネットたなしん”が、長崎の名物カステラを持って会場を盛り上げながら登場したいと思います!」とのアナウンスから《B》たなしんが会場左前方に登場!佐世保が誇る人気社長をモチーフとしているのですが、その姿はどう見ても漫画”おぼっちゃまくん”のびんぼっちゃま(笑)実際に小さい箱に入ったカステラをオーディエンスにバラ撒きながらステージまで走ってきて、特注スーツを脱ぎながらライブを始めるための解説。そして関係者も含め全員が「3、2、1、ファイヤー!!」と、右手を挙げた瞬間に演奏スタート!!

天候回復を願うかのように1曲目にプレイされたのは『空ばかり見ていた』。先ほどまでのお笑いムードから一転、真剣な表情で演奏する4人の姿が実に凛々しい!サビの「うぉーおーおーおーおお!」は拳を突き上げながら会場全体でシンガロング!
続いて2曲目は《G》渡邊のオクターブ奏法から幕を開ける『キャッチアンドリリース』。《Vo》金廣の高音ボーカルが印象的なこの曲もまた、サビの「イェイイェー!」の部分は会場一体となって熱唱!

2曲演奏したのち、ベースをスタッフに預けてステージ前でたなしんがMC。6月にFM長崎にゲスト出演した際、会場を下見していた渡邊&たなしん。それ以来ずっと晴れだけをイメージしていて、本来ならお客さんの入場ゲートからステージに向かってスロープを走りながら登場したかったことを告白。「この天気、本当に本当に、悔しいです!!でもその悔しさを音に変えて、みんなが楽しむ1つになったら嬉しいと思っています!」と話したのち、渡邊にMCがバトンタッチ。10月22日にメジャー2ndアルバム「inトーキョーシティ」が発売となること、2015年1月18日に長崎DRUM Be-7でライブが決定していることを発表したのち、後半戦に突入!
イントロからサビの「アーアーアーアー!」が耳に残るシングル曲『拝啓、ツラツストラ』。《D》ペギのドラミングが豪快すぎて目を奪われる!演奏中にドラムヘッドが破れてしまうんじゃないか?と心配になるほどのパワードラムで曲をぐいぐい牽引!芝生エリアの後ろのほうまで、みんなでコーラス!
シングル曲を連発、お次は『イチ、ニッ、サンでジャンプ』!Gibson ES 355の心地よいギターサウンドと、メロディに寄り添う細やかなベースライン。弦楽器チームの曲の活かし方が巧い!そして数え歌のフレーズにあわせて1、2、3と指折り数えるオーディエンスがすごく楽しそう。
ちなみに自称”スーパー晴れ男”たなしんの力が空に届いたのか?ライブ中盤からは雨が弱まってきました!セットリストを締めくくるのは「ウォーオー!」と、第一声からコーラスが響き渡る『未来へのスパイラル』。チョーキングを使ったギターリフに重ねて、たなしんが「ハイ!ハイ!」とオーディエンスを煽り、曲の盛り上がりが加速!そして終盤メンバーの代わりに全員でサビを歌う箇所では、ステージに声の振動が伝わってくるほどの声量で全員が大合唱!あっという間に全5曲が終了。

一緒に歌ってくれたオーディエンスに感謝するように、深々と頭を下げた4人。
彼らの活動コンセプト「開いていく、届けていく」を体感できるライブとなりました!

(ジャンルは違えど、誰でも歌えるコーラスで会場を1つにする世界観は、かつてSky Jamboreeを支えた”POTSHOT”と通ずるところがある気がしました。)

photo

photo

photo

photo

photo

photo

photo