スカジャン スペシャルレポート
   
   
     
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THE イナズマ戦隊

「今の自分らがあるのはSky Jamboreeのおかげ。このイベントと出会ってなかったら俺らはしがなく埋もれていってたかもしれん。」自身の現況についてこう語るバンドがいる。
音楽を通して人生の喜怒哀楽を表現し、オーディエンスと感情を共有することで心臓を鷲掴みにするロックンロールバンド=THEイナズマ戦隊。

2002年にSky Jamboreeに初出演。当時はほぼ無名に等しく、楽曲を知っているオーディエンスも少なかったのだが、たった30分弱という短い時間で会場全体のハートを1つにした、あのステージを今でも鮮明に覚えている。
3年連続の出場となる今年はこの大舞台の緊張感をも楽しむことができるように変化を遂げていた。

白いYシャツの襟をビシっと立てた丈弥くんがステージに登場するや会場からは大歓声!「大阪・札幌・来たぜ長崎!」と歌詞をアレンジした「三都物語」でライブがスタート。オーディエンスも最初からハジけるハジける!

「オマエ・がむしゃら・はい・ジャンプ」ではみんな競うように高々とジャンプ。(もちろん嬉しそうに笑いながら)
夏の情景を描いた歌詞と爽快なメロディが印象的な新曲「あの夏の日々」、そして平成版“植木等”を狙った「パーダラ・ブギ」とシングルナンバーを立て続けにプレイ。オーディエンスの興奮は最高潮に。

「俺らはこれからもっともっと頑張ってBigになっていくわ。そしてより大きくなって、また来年このステージに戻ってくるから。ただ、そのときオレがもし天狗になってたら、その鼻をみんながへし折ってくれな。」
そう言った後に演奏された最後の1曲「応援歌」。
丈弥くんがライブ後にこう話してくれた。「Sky Jamboreeがきっかけで色んなバンドと交流が増えた。POTSHOTもその1つなんだけど、今回彼らが解散ということで残念ではあるけど、今後の活躍に期待して今回はPOTSHOTに向けて応援歌を歌ったところもある」と。

愚直なまでにストレートな“最高のロックコンサート”を表現してくれた4人。彼らがこの日オーディエンスの心に残したパワーは、みんなの表情を見れば明らかだった。
  THE イナズマ戦隊
 
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Spinna B-ill

頭上にあった太陽が西へ傾き次第に空が赤く染まってきた。絶好のシチュエーションでこの人のパフォーマンスがやってきた!
個人的にも非常に楽しみにしていたシンガー「Spinna B−ill」。今年4月に「Spinna B−ill & The Cavemans」としての活動に終止符を打った彼。今回どんなスタイルでステージに立つのか、という点にも注目が集まっていたが、ギター・ベース・ドラムとオーソドックスな編成。そこにビルさんはギターを持っての登場。

1曲目はデビューシングルでもあり、自身も思い入れの深いという楽曲「まっすぐに」からスタート。芝生エリア後方でも口ずさむ人が多数。オレも熱唱。 そして「CITY CONNECTION」「何度も…」と、新曲2曲を続けてプレイ。

音数がシンプルになったぶん浮き彫りになる桁外れの歌力。聴くもの全ての耳を捉えて離さない声。頭ではなく心で感じる言葉。その全てが融合して音の塊となって飛び込んでくる。それをじっくり聞き入る人もいれば、気持ちよさそうに体を揺らしている人も。それぞれの方法でみんな楽しんでいる。
ちなみに10−FEETのタクマさんとG−FREAK FACTORYの茂木さんも「純粋にファンとして楽しみたい!」と満面の笑みを浮かべて楽しそうに観ていた。

明日を担う子供たちに贈る“愛言葉”を綴った「Children」(オレは一番好きな曲なので心底感動した!)を聞かせてくれた後、言葉少ないMCを挟んで予想外の展開に。何と「Bob Marley/Get Up Stand Up」をカバー!
G−FREAK FACTORYの茂木さん曰く「Reggaeの神が降りてきていた」というこの曲、奇しくも今年は戦後60周年であると同時にBob Marleyも生誕60周年。しかもオリジナルのそれよりもエネルギーに満ち溢れているように思える、圧倒的な存在感。
そのすさまじさは最後の「ライオンの子」でピークに達し、踏ん張っておかないと腰が砕けてしまいそうなほど強烈なパワーをステージから投げかけてくる。最後の1音が出終わった後、オーディエンスが割れんばかりの拍手で彼を包む。
彼の歌に誘われてZionへの旅。あっという間の時間だった。

他の出演ラインナップと比較して異種格闘技戦に挑むような感覚だったというSpinna B−ill。しかし彼の表現した音の世界はロック、レゲエといったジャンルの壁を越え、稲佐山を揺るがした。Spinna B−ill Big Up!
  Spinna B-ill
 
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