スカジャン スペシャルレポート
   
   
     
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10-FEET

3バンド終わった時点で、ライブエリアにいたお客さんも少し休憩といった感じで後方の物販テントに移動していく。夏の野外イベントだから水分補給などの体調管理は大事だしね。
しかしその休憩も束の間、次のバンドに気づいたようでまたすぐに戻ってくる。

2001年にほぼ無名の状態でSky Jamboreeに出演して以来、九州・とりわけ長崎は僕らを暖かく迎え入れてくれるようになった、とメンバー3人とも口をそろえるほど稲佐山はこのバンドにとって大切な場所。伝説の縦ウェーブを巻き起こしたパフォーマンスから1年。今年もこのステージに彼らが帰ってきた!そう、10−FEETの登場だ!予想外の出演順に驚いたのか、のんびり物販をチェックしたりくつろいでいたオーディエンスが一斉にライブエリアへと集まってくる!

1曲目は最新アルバム「4REST」からのリード曲「VIBES BY VIBES」で最初からトップギア状態。(この曲のコウイチさんのドラムが凄い!)2曲目の「nil?」が始まるころにはライブエリアが人人人でトンデモないことに(笑)
「ストレスためてきたかー?!それを今日全部吐き出して帰れよー!」というおなじみのフレーズに観客は拳をあげて大声で答える。その姿を見て「みんな今日という日は最高の思い出を作りに来たんだな」と改めて実感。

前日にG−FREAK FACTORYと一緒に原爆資料館・平和公園にいってきたという(vo,g)タクマさん。「平和について中途半端にしか考えへんのはアカンぞ!」とメッセージを発信。兄貴分のような存在のタクマさんが等身大の言葉で表現するから、みんなもそのメッセージに賛同してまた歓声があがる。

「2%」を経て続く「HEY!」では昨年の伝説アゲイン“ウェーブコーナー”しかも今年は進化版の「ななめウェーブ」も登場!不思議な一体感が会場を包む(笑)最後のMCではこの日誕生日だったタクマさん(30歳という節目の誕生日!)に観客から「おめでとう!」の声がプレゼントされ、タクマさんもうれしそう。

ラスト1曲となったところで「最後の曲です、って言うたらみんな“えぇ〜!”っておんなじリアクションしかせぇへん。それじゃオモろないから、今日は新しいリアクションを作ろう!」とタクマさんが提案。その結果みんな上半身を横にくねらせて“キュッキュキュッキュキュ〜♪”と歌う不思議なリアクションをやることで決定。はっきり言って異様な光景(笑)
そして泣きの1曲「RIVER」でフィニッシュ。「長生きせぇよー!!」最後の一声にみんなピースサイン。

ライブ終了後のオーディエンスは全てスッキリとした笑顔。楽しくてしょうがないのだ。
どんなに嫌なことがあってもそれを乗り越えられるパワー、それがSmileだ。今回もたくさんのSmileをくれた10−FEET。心からありがとう!
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東田トモヒロ

10−FEETのライブ後、次のバンドのセッティングが始まった。と同時に、なにやら前方のオーディエンスがざわつきだした。「何かマイクの数が多くない?」セッティングが進むにつれて「もしかして?まさか?」が確信に変わった。

長崎の夏に、稲佐山に欠かせないこのバンド、KEMURIの登場!一昨年・昨年と2年連続でトリを務めたKEMURIがまさかこんな時間帯にライブをするとは思ってもいなかったようで、次々と後方からライブエリアに押し寄せてくる。

7年連続のジャンボリー出演というだけあって、長崎にとってKEMURIの存在は特別だ。しかも今年はバンド結成10周年という大きな節目。曲が始まる前から否応なしに期待が膨らんでいく。

「白いバラ」「Rules」とホーン隊が現在のメンバーになってからのナンバー2曲でスタートしたライブ。待ってました、といった感じでお客さんが歌う・踊る・揺れる!ノリのいいオーディエンスを見た(vo)フミオさんの口から「いいねぇ〜!」「最高!」のフレーズが連発。まさに相思相愛。メンバーもこの日を楽しみにしていたに違いない。

長崎でプレイされるのは久しぶりとなる「Deepest River」(個人的にも好きな曲で嬉しかった!)そしてライブ会場限定リリースの新曲「I Want To Stay With You Tonite」もプレイ。初めて聞いたがエッジのきいたギターリフとリズムが耳に残るアッパーチューンで印象的だった。

「あと1年、もう1年と積み重ねていって、このSky Jamboreeという最高のイベントが10年、20年と続いていくことを願っています」というMCの後に歌われた「Ato-Ichinen」はオーディエンスのみならずスタッフをも奮い立たせたであろう。

そしてラストはKEMURIを象徴する「PMA」を会場全体で大合唱!

10周年を迎えてますますパワーアップした「現在進行形のKEMURI」の姿を目の当たりにし、「大変なことも色々あるだろうけど、自分もKEMURIのように一歩一歩成長していこう!」という勇気をもらった。PMAを胸に!
  KEMURI
 
KEMURI
 
KEMURI
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